硬い棒切れを切りながら、明かりにかざして研ぎをする。親方は常に切れ味を試しながら仕上げていく。作った鋏を完全と言えるまで自身の手で１本づつ細かに確認していくのは他にはない工程である。これが切れ味を絶対とする親方の手法だ。鋏に微妙な違いも違和感もなく、親方の鋏を使う全ての使い手に対しては常に同じ感覚を要求できる。また量産が出来ない為、僅かな特殊品以外卸しは行わない。どこに行っても殆ど買えない道具である。金切り鋏もステンレスが紙のように切れる。刃の噛み合わせと微妙なねじれ、そして、かしめに技があると言う。多くのプロの職人が求めていくのが姿勢からもわかる。

※ 研ぎ直しや修理は、"info@meikoukai.com"までお問い合わせ下さい。

送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。（2010,7）

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