最高峰のセイロのひとつ。本物の「裏ごし」を復刻。
曲げ物のセイロの素晴しさは素材が呼吸できる事にある。ステンレスやプラスチックは、内壁に水蒸気が付き、セイロ内部が水っぽくなり美味しい蒸し物を作るには工夫が必要になる。親方のセイロは合わせ目も微妙に内部を最適な状態に保つことができる調理器具として真価を発揮する。茶碗蒸、赤飯、饅頭などは言うまでもなく、料理によっては茹でるより遥かに美味しくなる。最近は、輸入物の接着して作られた廉価な蒸し器(さくら樹皮の編み込みが接着とは関係のない飾りだったりする)が販売されているが修理ができない。親方の道具は昔ながらの製法で作られており修理ができるので一生物と言っても良い。
大川親方のもうひとつの素晴しい作品は裏ごしである。一般的な裏漉しは合成網で作られているという点で静電気が起きることから切れが多少悪くなり味に影響が出る。昔から本物の裏ごしの網は馬の尻尾の毛を使う。この網を作る職人は引退してしまい長く絶えていたが、親方は仲間と共に復活させた。日本唯一の日本製の裏ごしとして、プロにも喜ばれている。
大川親方の道具で、美味しい料理のレパートリーを広げてはいかがですか?
大川さんは体調不良のため、療養されておりましたが、この度引退されることになりました。長年のご愛顧誠にありがとうございました。なお、お届けが叶わなかったお客様には個別にお知らせさせて頂きます。何卒ご了承の程、お願い申し上げます。
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