職人の住む町
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銀線細工。凄い技である。南蛮から長崎平戸に渡来した銀線細工の原形が秋田にどのような経路で伝わったのか興味あるが、それにしても日本人の手先の器用さがもたらした細工物の進化に驚嘆し日本の極めた美の一つとして誇れる物と言える。
進藤氏の作品は数々の受賞や皇室献上品としての買い上げなど、独自の技術が評価された進藤氏ならではの実績がある。
0.3mの銀線のレースが織り成す美しさが更に互いに組み合わされ存在感と気品に満ちた優雅さを放つ、銀線細工頂点の一人である。

■ 歴史
初代秋田藩主佐竹義宣公が、慶長七年(1602年)常陸から秋田に移封された時、金銀細工師が随従して来たのが始まりと言われている。


  15才の時に、東京で親戚が営んでいた銀線細工工房で基礎技術を学ぶ。5年間の厳しい修行を乗り越え、昭和44年に独立し現在に至る。
  東京での技術を活かしパーツを組立てて立体的に仕上げていく、独自の技術を10年という歳月をかけて生み出した。
 
  人と同じ物を作っていてはだめ。とにかく良い物を作りたいという一念です。
   

 

職人名 進藤春雄(しんどう・はるお)
雅号又は銘  
生年月日 昭和21年3月5日
職種(種) 秋田銀線細工
作品(アイテム) ブローチ、ペンダント、香器 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
5年
技の種類や工程
細かい銀線をより合わせ、渦巻き状に巻くー外枠線にはめ込みパーツを作るーパーツを組み銀ローをガスバーナーで溶接するー稀硫酸で仕上をする。
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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