将棋の駒には文字の入れ方で押し駒、書駒、彫駒、彫埋駒そして盛り上げ駒とある。プロ棋士が使う駒が“盛り上げ駒”最高級品である。昔殿様の前での対局にも蒔絵の駒が使われていた。桜井氏はこの駒の数少ない職人であり、対局用の駒は目障りにならないようにと、自己主張し過ぎない文字に気を配り作っている。掬水が銘、品質の高さは言うまでもない。比較的安い駒を作っていた天童で高級な駒を作る事を疑問視するものもいた。氏は伝統を受け継ぐだけでなく独創性を加味することが大切であると語る。
昭和46年、駒職人の道に入る。昭和60年、タイトル戦に使用以後、名人戦を始め各種タイトル戦で使用。昭和57年、銘駒工人会を結成し作品展、以後会は解散。
文字の特徴を漆で表現できているかどうか。道具としての将棋駒の丈夫さと美しさがあるかどうか。
物を見る目を持つこと。
物を見る目を持つこと。
職人名
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桜井和男(さくらい かずお)
桜井亮(さくらい りょう)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和23年5月31日(和男氏)
昭和51年11月6日(亮氏)
職種(種)
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将棋駒
作品(アイテム)
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将棋駒
技数(積)
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次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
5〜10年 木地(黄楊)を一組にする組み方、印刀による文字の表現(彫)、漆による文字の文体表現。
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技の種類や工程
原木ー木地ー彫埋めー研出しー瀬戸引きー盛上げー磨き
現在の立場(役)
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現役
次代 他
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