職人ギャラリー
HOME 名工会の主旨 名工会の概要 職人の町一覧 職人技市 日本の技博物館 応援団 検索
common
common

原島氏の羽子板は何処の誰より江戸風でした。
羽子板を愛し続けた誇り高き職人が、先般お亡くなりになりました。
お悔やみを申し上げます。今ごろ江戸の先人達に会っておられることでしょう。
常に手ぬぐいでハチマキをしていました。あれは昔からそうしていたのでしょうか。
今となっては聞く由も無くなってしまいましたが、いつも日本職人名工会のことを心配し“早く全体で集まることをしようよ”と会う度に言っていました。大変心残りです。
息子さんは面相を担当していました。今後どうなるのか落ち着いてから、皆で集まる会を行う段階になったら是非お伺いしようと思っています。多くの人達に技文化を知らしめる為にともかく驀進していく決意でいます。早く理想とする日本職人名工会を作ることがご供養になると思っています。

羽子板市で気づいたことが有る。 飾り羽子板が衰退していく原因の一つに、羽子板が薄くなり、豪華さが無くなったことがあげられる。又、面相(顔)を描く職人が少なくなり、多くの業者が同じ所から仕入れる為、綺麗なだけの味のない羽子板が羽子板市に並ぶ事になった。羽子板職人と言うより組み立て業者という感が否めない。羽子板市では毎年買うお客さんがいるが、どの業者も似通って個性が無くなり、買い控える客が多くなった。
原島氏の羽子板の特徴は、江戸時代からそのままの形を守って来たような味が有る。素直さと素朴さを背景とした原島氏の哲学が頑固な羽子板職人の生き様となってその作風に現われてくる。例えばあえて今風にするといった狙いはなく、薄物が流行っても、人から何を言われても頑固に昔の形を守り続ける。のりしろの巾も昔のまま、分厚くしっかり作り続けてきた。他人の評価等どこ吹く風である。原島氏の独自の道を歩き続けて来た味の有る羽子板である。手作りの味を残し続ける飽きのこない氏の羽子板をご覧ください。
 ※最近は他業者も羽子板の厚い物を作るようになって来た所もある。

価格:羽子板は歌舞伎絵が題材となっています。同じ物でも2倍近く高く売っている職人もいます。
材質:古制を作っている為、同種の物は数本しか出来ません。写真の着物柄と異なる場合もあります。
製作日数:物によっては3ヶ月ほどお待ち頂く場合がございます。
ご注意:製作日数などの関係から、ご注文を頂きそれ以後、詳細はご連絡いたします。

profile 作品の画像をクリックすると詳細が見られます。

   

  お問い合わせは:E-mail:info@meikoukai.com     特定商取引に関する法律に基づく表示
common
前の画面に戻る
common
Copyright (C) 2002 WAZA All Rights Reserved.