時代の進化を捉え、鋼の刃の理想の状態のメカニズムを徹底的に科学し明確化する。
正に冶金学の専門家であり、信頼出来る弟の明倫氏との兄弟鍛冶屋である。
しかし科学するとは言っても、火造りの流れの中で、目ばたきのスピードにも似た微妙なタイミングや間、なまし、焼入れの動き、焼きもどし、細工の工夫そして鋼の種類による独自の技法、など機械には真似の出来ない名工の技の数々を駆使する。
親方が理想とする千代鶴是秀(鉋)の究極の鍛冶技に対し、刃物を科学し、最後の磨きに至るまで徹底して自己の納得を求めていく。科学と技が相まって、使い手を考えた細工を徹底的に加えていくと、到達しうる美の世界があり、造った鑿に精気を感じる。
様々な日本の優れた鍛冶の世界の中で、多くの技を持ちハイクオリティの刃物を安定して作る親方は今世紀の特筆すべき名工であり、宮大工や建具師などからの注文が引きも切らない。名工と謳われた左市弘の銘を当代は独自の手法で進化させている。
※、全てオーダーメイドの為全て参考商品、価格はご相談下さい。※納期は受注してから、三ヵ月位かかります 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7) 作品の画像をクリックすると詳細が見られます。 |