上総(かずさ)の地で、黙々と伝統の鋏を打つ。近代の鋏は明治から始まるが、菊間藩の刀鍛冶、立原平作、その弟子の大野政次郎と続き、当代は4代目、上総木鋏の直系である。骨太な親方の鋏は、全てが道具としてのみ考えて造られ、その伝統は、代々続いた精神と頑固さが、鋏からも感じ取れる。価格は抑えめだが使われる道具として一級の資質を持っている。草花を愛する人達が愛用する一生の道具として、本領を発揮するものと思える。代々、作為的な技は不用、親方の心が、造る鋏から直に伝わってくる道具であり、昔堅気の親方の技を堪能出来るはずです。 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7)
作品の画像をクリックすると詳細が見られます。 |