紫雲石の硯は、過去の習慣で海老茶系の漆を塗ることもしている。そのままであれば灰緑系、模様が付いて綺麗な色の石である。鎌倉時代から始まり、徳川時代にはお留山として採取が禁じられた銘石だ。現在、採掘も限られ作る人も数名、売れている熊谷親方でも年間200個程度作る幻の硯となった。しかしまだ、石はあると言う。問題なのは採掘コストが高くなりすぎ価格に跳ね返り、市場的に不可能と親方は言う。
親方の硯の特徴は、鋒鋩(ほうぼう・墨を削る質)のよさは当然のことだ。もう一つは彫刻など華美な細工を嫌い、気をてらわない品のある細工である。滑らかで吸い込まれるような線の流れを心情とする削りで、多くの賞に輝いている。
ご購入希望の方に
原石を素材にする為、全て形が違います。従って写真は参考商品です。一般には販売しておりません。
名工会にて唯一ご購入が可能ですが、自然石につき一石ごとに形が違いますので、飽くまでも写真画像の品は参考作品としてお考え下さい。なお、どうしても実際に見て触ってから、と思われる方は、別途当会にご連絡下さいませ。名工会で紹介状をお書きします。お近くのデパートに親方が立ち寄る際に、または催事場の開催の際にお知らせ等を致します。ご購入の際には、文鎮の代わりに押さえる原石のかけらを記念品に差し上げます。
価格は¥15.000〜 が目安となっています。 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7)
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