正しくは花紋燭(かもんしょく)とも言う。享保年間(1716〜1735)に皆川重兵衛によって作られたと伝えられる。11代将軍家斉にその技日本一と称され、天明6年に庄内藩主酒井家のご用達となり、酒井家の紋章を付ける事を許された。当時は20数軒の和蝋燭屋があり、御用達にと絵師達が競い合った。大正末期から転写印刷が開発され大量生産が可能となった今も、氏は手描きで頑張っている。たった一軒。全国的に見ても手描きはほとんど皆無に近い。
富樫氏の絵蝋燭は霊峰出羽三山を眺め、3世紀に渡り、広く愛されて来た灯りである。純木鑞(植物の油とハゼの実を原料とする。)と、一般の蝋燭原料の2種で手描きを行っている。全て手作りであり、厳密に言えば寸法なども全て同じと言う訳ではない。
手作り故、数に限界があるのでどうしても数が欲しい人には、手描きの転写印刷紙で行う方法もとる。
寸法は4cm〜86cmサイズまで。特別大きなものでは出羽三山神社に奉納された大蝋燭でギネスブック’94に記載された。他には和蝋燭のパーティーキャンドル用で水に浮かせて使えるボール状の物もある。
色は白地、朱地、金地の3色です。絵柄は多数ございます。お問合せは名工会までお願い致します。

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