中野良助・敬三郎・敬造と続く伝統的な津軽凧の絵師である。津軽凧絵の重鎮で、普及に力を入れている。津軽凧の特徴は勇壮な武者絵で知られる。骨は竹ではなくヒバ材を使用。
風を切ってうなりを出すブンブと呼ばれる厚紙を付ける。凧絵としても売られている。
最近は器用な絵師が各地の絵を真似てデパートなどで縁起物として売っているのを見かける。ポリシーのなさに愕然とする。中野氏の“伝統とは何か”を形だけでなく実際に味わってほしい。凧と言えば故橋本氏を頂点として、中野氏やねぷた絵師などこれを機会に本物の郷土絵師達への意識が高まることを望まずにはいられない。
昭和21年より父と共に凧造りを始める。昭和43年ネプタ造り指導講習会始める、講師として現在に至る。平成に入り、青森県主催アンテナショップでイギリス、フランス、ロスへ。
物の選択眼はある。更に追いつけ追い越せでまた遠くへ行く、少しでも近づけば良い。人間死ぬまで修行である。
命をかけ一生懸命描くこと。
職人名
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中野敬造(なかの・けいぞう)
雅号又は銘
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凧ネプタ製作所
生年月日
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昭和4年10月26日
職種(種)
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津軽凧
作品(アイテム)
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凧絵、凧、金魚ねぷた、ミニ扇ねぷた
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
5年。紙、木材はやってみなければ分からない。
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技の種類や工程
凧絵描くー色塗ーウラ付けー仕上色ー凧骨加工ー仕上ー組
現在の立場(役)
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生涯現役
次代 他
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