職人の住む町
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土佐は山野刃物である。山の鋸は片地(土佐山田町)を中心にして生まれ発展した。
土佐の鋸は必ず片地の片を取って銘とする。氏の銘は「片鶴」となる。
木を倒し、加工する道具。両刃鋸、山林用鋸、剪定用鋸等がある。山で使う鋸は土佐ならではの工夫があり、他とは異なる特徴を持っている。手前で木にくい込み易くなっている先人の知恵と言える。

  昭和12年鋸鍛冶屋に弟子入りし3年後職人となり、昭和17年入隊するまでお礼奉公をし、その後終戦まで兵役に服し、除隊後農業。昭和22年4月鋸仕上職人を昭和33年春までし、同年5月より鋸製作業を始め今日に至る。
  土佐鋸の特徴は、鋸の先端の方は刃を大きく深く、角度もカギに手前の方になるに従って刃も小さく浅く、角度もゆるく刃を作る。木を切る時に、手前の刃の小さい所で切り始めるよう考えて作っている。また、鋼材質により焼入れの温度、焼戻しに特に留意する。
木の材質により刃数も異なる。
 
  お客様に喜ばれる品物を手作りで、労を惜しまず長く使用されることを心を込めて作っている。
   

 

職人名 澤村之雄(さわむら・ゆきお)
雅号又は銘 片鶴(かたつる)
生年月日 大正10年11月15日
職種(種) 土佐刃物 鋸(のこぎり)
作品(アイテム) 鋸製作
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
約3年
技の種類や工程
切断ー鍛造ー鋸刃切ーしょうぞんー荒刃すりー焼入ー焼もどしー曲直しー研摩ー仕上ー小刃付
現在の立場(役) 生涯現役
次代 他  


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