職人の住む町
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三条鍛冶をルーツにもつ野崎家の当代は五代目。

日本の刃物の素晴らしさは世界一と言われるも東京近郊の火造り鋏を造る職人は数名という残念な状況です。

父であり師匠の野崎吉之助より火造り技術を継承した親方は、プロ用植木鋏を中心に自在に操れる特殊な金切り鋏やステンレス板を数枚合せ剪断する鋏など、独自のアイデアを活かし鋏を作っています。

現在では植木鋏を専門に作製、技量の高さは鋏の切れ味により、腱鞘炎で悩む植木職人が作業の無理がなくなり痛みが軽減した話や、華道の家元より切り花が枯れにくい等の使用感をいただくほど。

亡き先代譲りの剪断を誇ります。


  中学生の頃から父の仕事場を手伝い、高校卒業後に父に弟子入りしました。
任された作業をしながら父の作業行程を覚えましたが、どうにか鋏の型に造れても切れる鋏にはなりません。
それが修行の始まりで、今思えば父から学んだ切れる鋏を造り続ける姿勢こそが修行であり、現在も良い鋏を造る為に修行の身だと思っています。
  鋏の刃が食い込みながら刃先から刃元まで同じ力で軽く切れるように作製しています。
 
  鋏職人になろうと決めた当時の初心、これを忘れず日々努力することです。
 

 

職人名 野崎吉之(のざき よしゆき)
雅号又は銘 光吉之
生年月日 昭和28年11月29日
職種(種)
作品(アイテム) 植木鋏、盆栽鋏、剪定鋏、刈込み鋏等
技数(積)

次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間。
『切れる事』、使い良さ、切れ味、丈夫さなどを含む。

技の種類や工程
技は、考えることで幾らでも増えていく、知恵を付けていくことで、これは習って覚える事は出来ない。やって考える。学ぶ事で技の種類は職人によっても違ってくると思う。
現在の立場(役) 生涯現役
次代 他  
   


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