真一郎氏は父英明氏に師事。刀の加飾技術を取り入れ、象眼により模様を入れ華麗な料理文化を演出する。日本料理が味と美しさの文化であれば、料理を作る包丁もそうあってほしいと考える。信頼されるプロの包丁を作る。包丁の堺にあってひとつの歴史を感じさせる英明氏であり息子、真一郎氏は父同様『英』の銘で関西の料理人の個人包丁として広く愛用されている。英明氏の刀剣研摩の下押し技術は中々のものと評判である。
■ 歴史
天正年間(1573年〜)たばこの葉を刻むたばこ包丁が堺で作られるようになり、徳川幕府は堺極印を附して専売したために、全国各地へ拡がった。 |