職人の住む町
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真一郎氏は父英明氏に師事。刀の加飾技術を取り入れ、象眼により模様を入れ華麗な料理文化を演出する。日本料理が味と美しさの文化であれば、料理を作る包丁もそうあってほしいと考える。信頼されるプロの包丁を作る。包丁の堺にあってひとつの歴史を感じさせる英明氏であり息子、真一郎氏は父同様『英』の銘で関西の料理人の個人包丁として広く愛用されている。英明氏の刀剣研摩の下押し技術は中々のものと評判である。

■ 歴史
天正年間(1573年〜)たばこの葉を刻むたばこ包丁が堺で作られるようになり、徳川幕府は堺極印を附して専売したために、全国各地へ拡がった。


 
英明氏 父、山本清次郎に13才より技術を学ぶ。故、山東義一先生より、刀剣研技術を学びその技術を包丁製作に用い、本職料理人より信頼される包丁作りをし現在に至る。
真一郎氏 大学卒業後、大手ゼネコン現場監督。一級建築士取得。26才にて今の道に入る。
 
英明氏 関西料理人の多くから信頼される刃物職人。特に本焼き包丁の切れ味と美しさは、刀剣研摩技術を取入れた研ぎにある。
真一郎氏 従来の堺打刃物より斬新な刃物作りを目指す。漆・象嵌技術の取り入れによる包丁の製作。常に伝統に新しい発想を持って製作に励んでいる。
 
 
英明氏 一意専心
真一郎氏 温故知新
 
英明氏 物を造る包丁は、日本料理、日本の文化を支えていると言っても過言ではない。
何百年も続く技術を、気概と誇りを持って技術の収得、向上に励んでほしい。
真一郎氏 遊びを大切に、伝統の上に新しい伝統を作っていきたい。

 

職人名 山本英明(やまもと・ひであき)
山本真一郎(やまもと・しんいちろう)
雅号又は銘
生年月日 昭和9年9月15日(英明)
昭和32年12月21日(真一郎)
職種(種) 堺刃物
作品(アイテム) 各種包丁
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
約5年
技の種類や工程
包丁の研磨製作、日本刀の研磨(英明)
包丁の研磨製作(真一郎)
現在の立場(役) 現役(英明)
現役(真一郎)
次代 他  


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