職人の住む町
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鑿(のみ)の“左久作”は国内外の専門家の間で有名。仕事は誂え鍛冶師で、全て特注品の製作である。鑿以外には切り出し、槍鉋などを主に作る。特に問題とするのは鉄である。明治や江戸時代など古鉄を集めて使う、成分的に柔らかな鉄は鑿や鉋などでは絶対に不可欠な要素と言う。又、鉄が柔らかい為、穴屋鑿など叩いて使い込むことで刃先に微妙な変化が生じる為、刀の様に鋼を包み込む製法が取られている。シベリアの抑留生活も鍛冶屋の技術のおかげで2年で終え帰ってこられたと言う。

■ 歴史
師匠の左久弘派は江戸時代と聞く。所在地では大正11年創業。


  昭和12年、初代の下で修行を開始する。兵役に参加するまでの7年間に諸方の職人に師事して、多くの技能を学んだ。
  和鉄を使用した刃物製作、左久弘派の特徴である穴屋鑿製作、諸刃小刀製作これらの刃物製作に適した鋼の組み合せと、火造りから研ぎまでの一貫生産と、一本から注文生産に応じる事が最大の特徴がある。
 
  全てはお客様のために。私達職人は、お客様があって始めて成り立つ仕事ですから、職人としての腕が上達してもそれを鼻にかけて値段を上げたり、傲慢な態度で接する等は言語道断で、常にこの刃物がお客様の仕事が滞る事なく使えるよう望んで作り続けています。
   

 

職人名 池上喜幸(いけがみ・のぶゆき)
雅号又は銘 左久作(ひだり ひささく)
生年月日
職種(種) 打刃物
作品(アイテム) 小刀、追入れ鑿、叩き鑿、鉋 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
20年以上を要する。和鉄を使った刃物製作は他に引けをとらないと自負しています。
技の種類や工程
親方仕事、小僧仕事を合算すると夥しい数になるが大きく分けて。
地金ー鋼の選定ー沸かしー鋼の切断ー鍛接ー荒火造りー火造りー灰なましーナラシー荒おろしーヤスリ仕上ーセンすきー生研ぎー焼入れーひずみ取りー焼き研ぎー研ぎ
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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