寛永元年から200年以上の伝統を持つ山形和傘は最盛期で100軒を越え作製されていたが、現在は古内家を残すのみとなった。
童謡 あめふりの一節で、「蛇の目でお迎え嬉しいな」の蛇の目は和傘の模様がヘビの眼のようなことから和傘をじゃのめと呼び、現代の洋傘には無い、傘を叩く乾いた雨音と張られた紙の耐水用油がほのかに香る、和傘と共に失われた雨の日常が歌われています。このパリパリとした独特な音が雨の日だけの特別な楽しみとしてあったのだろうなと、そんな情緒を感じさせる和傘をお楽しみ下さい。
■ 歴史
日本の和傘は1200年頃に作られ、山形和傘は寛政元年(1789年)。 |