職人の住む町
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4代目、5代目耕太郎氏も頑張る。簾は最近安物が出回っていますが、丈夫で重量感もあり、質感も全く比べものにならない。“最近家を綺麗にしても簾が安物をかけていると人に見られているようで落ち着かない”というお客さんが結構いると言う。使いやすい簾から数寄屋建築の部屋簾まで作る。
田中氏は職人の仕事が減りつつある現状を考え、何とか仕事を増やすことが必要とデパート等での職人展を当初から手がけて来た一人で、これにより多くの職人が救われている。
職人である事を忘れてしまい、只売れればと言うことに対しては否定的であるが、現状はその職人の自覚に任せるしかない。それぞれ職人が個人的には多くの問題を抱えている。職人の技が消えていくより、取りあえず何とかしなければといった形で始まった活動、取りあえず職人として喰って行かなければならないと語る。日本職人名工会などが頑張ってほしいと結んだ。

■ 歴史
平安時代より。


  高校卒業後、父の義理の為、鮨屋に奉公。その後、すだれ作りのプロフェッショナルを目指し、父や先輩また、各業種の先輩方より人生学、仕事についての態度等を修得する。
相手の立場に立って物を考えること、人に優しく自分に厳しくする様心掛けている。
  使ってみて喜ばれる事が一番大切。また、原材料を大切にする。業に対して感謝の気持ちを持つ。常に、真直ぐに掛かっている。バランスが良い。丈夫で長持ち。使いやすく見て美しい。使う場所に応じて寸法を合わせる消費者の希望に合わせて製作する。
  不易流行、事にあたりて後悔せず。
  好奇心、探究心、やる気、執念、歴史を学ぶ。

 

職人名 田中義弘(たなか・よしひろ)
田中耕太郎(たなか・こうたろう)
職人区分  
雅号又は銘  
生年月日 昭和12年3月5日(義弘)
昭和38年10月16日(耕太郎)
職種(種)
作品(アイテム) すだれ屏風、お座敷すだれ 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
3〜5年。工夫して修行すればそれだけ覚えられる。自動的に何かをしないと駄目です。他動的にやる事は、やらされるだけです。自助、自覚が必要です。
技の種類や工程
伝統的に受継いだ技、自分で工夫した技、他業の人の技も取入れる。選別、竹割り、竹削り、編む、創造する、仕上げ、切断、受取。
現在の立場(役) 生涯現役 職人とはそいうものです。
次代 他  


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