4代目、5代目耕太郎氏も頑張る。簾は最近安物が出回っていますが、丈夫で重量感もあり、質感も全く比べものにならない。“最近家を綺麗にしても簾が安物をかけていると人に見られているようで落ち着かない”というお客さんが結構いると言う。使いやすい簾から数寄屋建築の部屋簾まで作る。
田中氏は職人の仕事が減りつつある現状を考え、何とか仕事を増やすことが必要とデパート等での職人展を当初から手がけて来た一人で、これにより多くの職人が救われている。
職人である事を忘れてしまい、只売れればと言うことに対しては否定的であるが、現状はその職人の自覚に任せるしかない。それぞれ職人が個人的には多くの問題を抱えている。職人の技が消えていくより、取りあえず何とかしなければといった形で始まった活動、取りあえず職人として喰って行かなければならないと語る。日本職人名工会などが頑張ってほしいと結んだ。
■ 歴史
平安時代より。 |