数少ない昔ながらの木版彫師である。時世を繁栄して浮世絵から千社札など多面的に扱う。子供の頃からこの道に入った。遊びたい盛りで親方が外出すると目を盗んで皆でキャッチボール等をしたと言う。親方が帰る頃になってすまして仕事に戻り親方に大目玉をくらった等思い出を語る。浮世絵木版の多重摺りは日本にしかない技。石井氏は子供の頃からこの道だけを歩き続けて来た誇りと、加えて人柄は誰からも好かれる暖かさを感じる親方でした。
昭和38年3月、江東区亀戸浮世絵木版画彫刻師、久我伝吉師方に入門。その後、元浅草で独立現在に至る。
美人画を始め、東海道53次江戸百景、富嶽36景、滋楽などの復刻は自信を持って仕事をしています。材質は江戸時代より山桜の板を使用。
原画に忠実に彫を心掛けています。
実技指導は依頼があれば、浮世絵を伝える為に出来るだけしたいと思います。
職人名
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石井寅男(いしい とらお)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和13年2月11日
職種(種)
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浮世絵
作品(アイテム)
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浮世絵
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
7年間修行。
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技の種類や工程
江戸時代、浮世絵木版画彫刻師、江戸百景、東海道53次、春信、滋楽、美人画の復刻
現在の立場(役)
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現役
次代 他
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