職人の住む町
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曲物とは薄い板を円形または楕円形に曲げて作った容器。起源は縄文や弥生時代とも言われている。和中など各種蒸篭(せいろ)、台輪(だいす、中華蒸篭の間に入れる輪)、裏ごし、汁こし、ふるい、皿枠、一人用わっぱセイロ、すし桶、そばセイロ、おひつ、弁当箱、特殊曲物、特注物を作成。現在有名デパートでも安い輸入品が売られているが、これらは 全く修理がきかない。手作り曲物は完全修理が可能で大切に使えば何十年と長く使える。大川氏は代々伝わる江戸の曲物師で父に師事。作品は有名ホテル、レストラン、などで沢山使われている。

  師であった父に、音を聞いただけで「ダメ、やり直し」と言われ、よく分からずいたが今は理解できる。高校時代より手伝いはじめ、大学を卒業と同時に専従した。
  手を抜かない、正直に作る。値段の競争はしない。理解できる人に良い品を分かってもらいたい。
 
  同上。
  目先の事ばかりに捕われず、永い目で一生の計画を考えてもらいたい。

 

職人名 大川良夫(おおかわ・よしを)
雅号又は銘  
生年月日 昭和16年4月17日
職種(種) 曲物
作品(アイテム)  
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
3年以上 材料の入手難と材質が悪くなった事、及び後継者難。
技の種類や工程
材料を仕入れ製品を作り出す。
現在の立場(役) 引退
次代 他  
   


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