職人の住む町
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画像は先代昭次氏
明治時代、乃木大将の洋服の埃を払ったと伝えられるブラシはテーラーだった祖父が使っていたブラシであった。風格と共に春風のような毛先のタッチは今においても青山氏を唸らせる物である。このブラシを徹底研究した。青山氏の洋服用ブラシを支える板の華飾はまったく無し、時代ロマンを漂わせる形、そして手刈りした毛先の曲線は意味のある美しさを形成する。毛は白馬の毛をわずかに粋に配している。“極めていく時、それは美しさになる”といった多くの職人の言葉を思い出した。正にそれであった。
デリケートなカシミアを優しく守るブラシの技術は化粧のブラシにも活かされていく。又、雑誌や高級テーラーなどで青山氏の洋服ブラシが名前入りで露出しているのを見るに付け、ブランド化してきた力を感じます。

  昭和49年、刷毛職人平野道孝氏に師事。昭和63年、港区虎ノ門、刷毛の尾張屋四代目継承。
平成2年、青山工房を設立。
  植毛、板打ち、面取り、刈り込みまで一貫して手作業。刈込み技術(鋏で刈る)他社は面取り、刈込みは機械。
 
  よく“こだわりの”という言葉を使うが、あたりまえの事をしているだけ。
  僕のまわりの異業種の若い職人さん達は、とてもきまじめに集中して仕事をしている。それをあたり前の事として、これからも仕事を続けてもらいたい。

 

職人名 青山大輔(あおやま・だいすけ)
雅号又は銘  
職種(種) ブラシ
作品(アイテム) カシミア対応洋服ブラシ 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
約5年 どこが不良であったのか肌で感じる事。
技の種類や工程
板切りー穴あけ(一部外注)ー植毛ー板打ちー面取りー刈込み
現在の立場(役) 現役
次代 他
   


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