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大正9年、下谷竹町にて創業しました。3代目です。生まれた時から人形を作る音と匂い、そして職人さんの中で育ち、手伝いは子供の頃からさせられていました。しかしこれを自分の仕事にしようといった気持ちはありませんでした。学生時代は彫刻を専攻し、前衛的な物を専門に勉強していました。その間も忙しい時は手伝ってはいました。様々な見聞を広めていたことがきっかけで伝統の仕事の大切さを感じ、私も参加するようになりました。その割りにはのめり込めず、淡々と作業を行う日々を過ごしていたようです。強い自覚を持ち、真剣に取り組み始めたのは結婚もして30歳の頃からでした。大作で京都文化博物館から依頼された平治物語絵巻の信西の巻を元にした武者行列、人形54体、間口6mの作品もそのひとつです。
それからは大きな賞を沢山頂きました。又、最近は 皇室のおめでたに宮内庁へ毎回特別な人形をお作りし納めています。現在の私は原点を今一度見つめ直す意味で木彫りの勉強を最も尊敬する先生に付いて勉強しています。 |
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私の人形は和室にも洋室にも合うもので、古い技法の中にモダンさが空気のような感じで伝わる物を心掛けています。シンプルであることがその為に必要です。 |
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職人として常に創造的である事を心掛けています。
テーマとか理想は高く掲げていくことが重要ですから、常に観察力を持って好奇心を働かせ本物を見ます。それは芸術品を見るといったことだけではなく生活の全てや人間観察、動き、姿、部分的美、精神面と関連する心と動き、表情なども大変重要なことです。それは自分自信を見つめる事にも繋がっているようです。 |
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