製作に当たっては とにかく気が遠くなるほどの作業の繰り返しである。120工程の中に片押し、色、花芯、花びらの取り付け、そし出来上がったひとつづつの花枝を束ねていく。20の花を作るとすれば何本かの枝が必要となり、束ねる数によっては膨大な手間となっていく。花を生けるように見応えのある美しい枝振りを作るとなると、全ての技の積み重ねが重要でどの技も手抜きは出来ない。しかも3月だけの季節ものであり、人形の飾り花は左右に有り、橘も作らなくてはならない。更に2倍の手間と時間が必要となる。
パーツだけに人形のグレードに相応しいバランス、価格に合わせたクオリティーも考えなくてはならない。価格面から輸入物で解決していく業者も当然いる。しかしそれを嫌う親方の努力は職人として半端では無い。昔は分業でこうした仕事を行っていた。作る手間がかかる為にそうせざるを得なかった訳である。今は分業を依頼する業者もいないので、ほぼ全てを行う。かくして技を守り続ける職人とあって様々な名工の脇を固めている。努力が宮内庁からの仕事に参加するなどの実績となって現れている。
祖父が大正11年、独立創業。私で3代目。日本人形用造花、寺社、祭祀用造花を製造。現在は主に、雛人形用桜橘、紅白梅を製造。
当然の事ながら、全て手作業。白生地から染色、裁断を始めまとめまでの全行程を行う。ただし、あくまでも脇役であり舞台装置の一部でもある為、立場をわきまえた商品作りを心掛けています。
脇役であると言う事。しかし、祝い物であったり、記念の物ですので丁寧に、さり気なく良い物を作りたいと思っています。まだまだ勉強が足りません。
職人名
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岡田雄二(おかだ ゆうじ)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和27年9月22日
職種(種)
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造花
作品(アイテム)
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雛人形用造花 他
技数(積)
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次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
1製造工程が多く、即手伝える仕事も多い。しかし実際に自分でプランを立ててということになると、人形とのバランスや膨大な製造工程、工具の製作から始まり、その都度依頼された人形に合わせていく感覚も必要となり、かなりの経験を要します。一般的に見れば簡単そうに見えるようですが、工程一つ一つに技があり、全てをバランス良く美しくとなると技も多面に及び、そう簡単に修得出来るといったものではありません。
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技の種類や工程
裁断ム染色ム型押ムパーツ作りー枝巻ム枝寄ム形つくりー仕上
現在の立場(役)
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現役
次代 他
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