弓馬術礼法小笠原流宗家御用弓師 8代目の親方は、全国に信頼感も厚く、今回優れた職人さんの紹介を頂いた。非常に忙しく、お伺いした時も次から次から来客があり、取材もご迷惑をおかけしました。工場には職人さんが小山氏を加えて3名おり、弓に籐を巻く最終段階と思われる仕事をしていた。小山氏の作っていた弓は 漆が蒔かれた高級な弓で、鮮やかな手付きで手馴れた作業をこなしていた。弓の素晴しさを語る時は、空気を一瞬切り裂く弦音が大切と言う。良い弓ほど良い音がすると言う。
中学から始めた。弓は武士の道具であり、またいだりしてはならないと教わった。基礎が大切であり、色々勉強の為に外に出され九州でも修業した。材料選びから始まり、常に前の工程をしっかりやって次の工程を考える。これを常に心がけてきた。
弓馬術礼法小笠原流宗家弓師として射手の心を活かした良い弓音が出る弓を心掛けて作っている。
先代が口癖であった『職人は生涯修業、奥義は始めに有り』 温故知新
楽をしようとしてはいけない。昔の通り体に覚えさせていくことが大切です。
職人名
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小山雅司(こやま・まさし)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和19年3月21日
職種(種)
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弓師
作品(アイテム)
:
弓 他
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
7年ぐらいと思うが、結局10年が目安。人によって違うが駄目な人は何年経ってもうまくならない。技とは身に付けるもので覚えたり教わったりするものではない。
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技の種類や工程
竹切りから始まって削り、曲げ、張り込みから仕上げまで大きく分けて10工程仕上げが漆塗りなどがはいれば、更に手間がかかる。どの工程も大切でそのまま弓の出来に表れる。
現在の立場(役)
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現役、経営管理
次代 他
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