木船大工の4代目、39年に船を進水させたのが木造船の最後。FRP(グラスファィバー)の台頭が原因で、船の需要は今はない。岩井氏はFRPには転向する気はなく和船の伝統を残す事に使命感を感じ製作を開始。サイズは80cmから95cm、船の種類は九十九里の漁船。主なものは巻網船、地曳船、屋形船の3種を中心に特注品。材質は先代から35年以上枯らした檜、桜、欅、杉など木取りから行う。昔の船の製法そのままに行い、木目の感じも考え主に檜と欅(ひのきとけやき)を使う。
製法は昔の形で図面等はなく感と経験で作る。幸せを運んでくるという船の言われからお祝等にも贈られると言う。見ていて欲しくなる魅力に溢れている。
昭和20年工業学校卒業後と同時に、4代目として家業の木造船大工として従事する。祖父、父よりその建造法を学ぶ。昭和45年頃より木造船がFRP船となると同時に木造船を廃業し、そのミニチュア模型の製作を始め現在に至る。
自分の建造した木造船を実船と全く同様に作ること。(材質、寸法)祝い事の贈り物として大勢の人に喜ばれています。
過去の歴史を残したい一心で実船を忠実に製作しております。
職人名
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岩井正雄(いわい まさお)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和3年3月8日
職種(種)
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船大工
作品(アイテム)
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船模型
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
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技の種類や工程
過去に使用された漁船の模型を実船と材料、寸法、建造法を全く同様に10分の1から20分の1にして製作。
現在の立場(役)
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重要部分参加
次代 他
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