現在息子の小林孝男氏6代目が切り盛りしている。栄一氏の先代4代目に師事、ろくろを挽かせたらこの人の右に出るものはいないと言われた人であった。美しい緑と黒のシンプルなデザイン、あたたかで素朴で味わいのある焼物は民芸陶芸のふるさとを感じる。硬く焼きしまった重さと堅牢さが特徴。地元の陶土を自分で踏んで作る。釉薬も全て地元、自家製である。わらじを履いて蹴ろくろを回すのが集中出来て良いと語る。完全な民窯で古い歴史はあるが、途中途絶えたものを4代目が昭和の始め柳宗悦らの民芸運動に参加し完全に復興させた。イギリスの陶芸家バーナード・リーチも訪れたことで洋風物も現在作られている。
家業継続の為、先代が師匠。
技の種類や工程と重複しますが、心温まる使いやすい物を丁寧に作っていきたいと思っています。
使い手が喜んで使って頂けるような物作りがしたい。伝統を取入れながら、時代に合った物を作っていきたい。
次代が継続してくれる事を願っている。
職人名
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小林栄一(こばやし・えいいち)
雅号又は銘
:
牛ノ戸窯
生年月日
:
大正13年2月20日(栄一)
昭和26年7月3日(孝男)
職種(種)
:
牛ノ戸焼
作品(アイテム)
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カップ類、皿類、一輪立、花瓶、他
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
7年位
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技の種類や工程
初代より梅絵を伝承
昭和の初期より黒、緑釉の染分も伝承
土や釉薬も自家製で、成型は1点づつロクロを挽いて、登窯で焼いている。
現在の立場(役)
:
現役
次代 他
:
小林孝男(こばやし・たかお)
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