飯能焼再興の為に会津本郷焼で修業してきた。飯能焼を再現する為には飯能の土にこだわり、釉薬も飯能の草木の灰を使うこだわりを持っている。
しかも生活の中で使って頂ける物を作っている。何が必要で、どうしたらいいのか手探りの連続であった。今、出土する飯能焼とかけらを比べても全く変わらないものとなった。
ともかく作家になるより、徹底した職人を目指す気持ちのいい職人である。
会津本郷焼宗像窯7代目宗像亮一氏に師事。修行中、昼間は土練り(すりかけ、窯づめ、窯たき、夜はロクロの練習を行う。)私の場合は師匠や職人達が使う土造りを3年、その後、窯づめ、窯たたきを1年半行った。土造りの間に薬の下ごしらえ、その他職人として必要な事を覚えた。
形、使い勝手に気を使う。薬はできるだけ天然の灰、土などを使い、味わいのあるものに仕上がるように心掛けている。
基本、繰り返し体で覚える。
しっかりした基本的な技を身に付けてほしい。
職人名
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岸道生(きし・みちお)
職人区分
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雅号又は銘
:
道破(どうは)
生年月日
:
昭和21年7月24日
職種(種)
:
飯能焼
作品(アイテム)
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茶器、食器、花器 他
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
2〜3年、全行程を体で覚えること。
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技の種類や工程
ロクロ、タタラ造りなど、陶土の精成-土練-ねかし-成形-乾燥-素焼-本焼
現在の立場(役)
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現役
次代 他
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