急須や茶碗など茶器を主としている。素朴な素焼の器にユーモラスな達磨などの浮き模様をほどこした独自の作風。使い込む程に味が出てくる。
手びねりによる達磨はひとつとして同じ顔がない。その他目立たせたい部分は異なる土を煉り込んで金が浮き出たような模様を出す技法も初代の伝統技です。三浦氏は3代目。明治26年(1893)の開窯。
今の時代とは違って「ただ」働き。親方は肝心な所は人前で仕事しなかった。
お茶を注ぐ度に達磨の目からカエルが飛び出すデザインの急須等、ユーモラスな意匠が注目を集め親しまれている。動く立体彫刻のアイディアを生かした作品が興味深い。素焼の素朴さに惹かれる人が多い、使い込むうちに粘土に含まれる鉄分と茶葉の中のタンニンが融合し、陶肌が黒光りしてくるその色合いの変化もまた面白さのひとつである。
使う人の身になってひとつずつ丁寧に作っております。
職人名
:
三浦銀一郎(みうら・ぎんいちろう)
職人区分
:
雅号又は銘
:
道楽(どうらく)
生年月日
:
昭和17年2月1日
職種(種)
:
秋田焼
作品(アイテム)
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急須、達磨急須、達磨湯呑み 他
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
15年。近年は良質な陶土不足が悩み。
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技の種類や工程
鉄分の多い粘土、胴体を作ってから半分位は細工です。天候にも左右されるので、作品にかかる時間は1個でも10個でも同じです。
現在の立場(役)
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現役
次代 他
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