木挽きの林以一氏が木そのものであるのに対して、志田氏は木の使い方をよく知る職人である。最近の木造建築を見ても、木の使い方を知らない人が増えて来たと嘆く。大手の建築会社の木造建築をみて呆れ返るものがあると言う。
元々指物を学んでいるが、北海道の関係から良い材木を選んでいるうちに、木そのものにも興味を持ってそれも本業となってしまった。
貴重な材木もかなりストックしていると言う。正直な話、指物については一般的なものは仲間にやらせ自分は今、木に着目し活かした楽しい指物だけを作っているという。木の勉強もしているので、近々全国を周り木の使い方に付いて今までの研究成果を確認してまわる予定だ。また、最近の建築物の見て歩きも始めたという。その内集大成が出来る事を日本職人名工会としても期待したい。
昭和13年、樺太生まれ。昭和31年、試作研究員として数多くの商品開発に着手。
構造と木の正しい使い方、樹種見分け、木材と他材との組合せと接着。
工房はいつも整理整頓。道具はいつもベストな状態に保っておくこと。
日本の木工構造学と、木の正しい使い方を覚えて頂きたい。最近は家具メーカー、手作り家具職人、作家達の木の使い方がなっていない。
職人名
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志田誠治(しだ せいじ)
雅号又は銘
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生年月日
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昭和14年3月10日
職種(種)
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木工
作品(アイテム)
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家具全般
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
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技の種類や工程
構造と木の正しい使い方。樹種の見分け方。
現在の立場(役)
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現役、指導的立場、経営管理
次代 他
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