職人の住む町
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自らを木創商と位置付け、如何にしたら限りある自然の材料を無駄なく使い、夢であった木の生活を現実に出来るのかを考え続けている。原木は全て世界の新銘木といわれている外材銘木である。
昔の様に工業用木材の根こそぎ伐採とは異なり、木そのものの美しさを活かした使い方で、大切に使っていくといった考えに基づいている。その方法とは丸太をそのまま使い、製材した場合は端材も余す事なく使うと言う事で、平板に価格として端材分を加算しないなどの発想である。
木材は時間の経過と共に暴れ、狂ってくるのでそれを押さえる為に、充分乾燥させる事が大切である。特に京都を代表する関西系は“はんなり”という言葉で表すように、指物を例にとれば、関西の唐木細工などは、茶道などの影響か線が細く、一見華奢である。従って乾燥は江戸の何倍も時間をかけるものがある。これは木の暴れからねじれなどが起きやすい細工が多いということでもある。その為に、丸太の時から水に長く付けて置き、次に完璧に乾燥させ製材し、それを更に10年以上屋外に放置しておくというものも珍しくない。
西日本最大というのも分る。こうした材が15700平方メートルという敷地いっぱいに貯木されている。展示室には天然の無垢材を使って仕上げてあるテーブル、カウンター、ベンチなどの板が所狭しと並んでいる。ともかく感性で選べる材料が揃っている。価格も国内材より安く、しかも全て乾燥材である。木には温もりがあり、加工方によって素朴にもお洒落にも仕上げることが出来る。また、新建材と違い健康を害することもないので人気が高い。 

  東京、大阪など各地にて建築関係の仕事に従事し修業する。例えば、建築に使う機械、工具、樹脂物、コンクリートの枠、木材など多岐にわたる。ここでの技を基に地元兵庫にて創業、木材加工から輸入新銘木、そして杢目の美しさ自然の豊さに包まれた環境作りをテーマに、テーブルやカウンター物から、木を活かした室内環境、寺社建築、野外のウォークボードなど、豊かさを追求し、提案している。
  使用目的により10年からそれ以上天然乾燥させ枯らした木も各種あり、これを適材所に使います。又、福袋といって山積み売りをし、お客様に楽しんで買って頂いています。
天日乾燥させているスペースは15700平方メートルの敷地です。作り付け家具の厚い天然木の存在感は格別です。
■ 形
  丸太、盤、乾燥材、特殊寸法など室内装飾、建具、木工、家具、建築材、手作り用まであらゆる対応の新銘木
■ 使用例
  門扉、割烹、料亭、社寺、仏閣、住居、店鋪
■ 紹介
  原木から製材、加工、製作まで木を熟知して適材を紹介します。
 
   
   

 

職人名 池上静夫(いけがみ しずお)
雅号又は銘  
生年月日 昭和3年11月7日
職種(種) 新銘木
木種と杢目参考一覧) 肥松、ニユーケヤキ、ニユーチーク、シマダモ、シマケヤキ、杢ケヤキ、キトチ、クワケヤキ、タガヤサン、シマコク、紅紫檀、ローズ、胡桃、マホガニー、ニユー桜、ニユーウオルナット、ウオルナット、キクワ、シマチーク、トクケヤキ、米桧、米杉、スプルース、ピーラー、ノーブルファー、米ヒバ、米松、米とが、シオジ、ナラ、ニャトー、チーク、アガチス、ラワンなど。
現在の立場(役) 現役
次代 他  


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