職人の住む町
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古物商でもある氏は、世田谷のボロ市の常連で、始まった当初から参加している。修理に使うおびただしい数の道具もすべて古いものを修理して使っている。古い道具には良い物があると言う。ちょうど桐箪笥を直していた。壊れた部分を直してからの削りは新しく見せると言った技法ではなく、汚く見える部分を削り全体の古色を活かして見てくれを整える方式である。骨董であるから新品の様に修理する訳ではない。ありのままの色を再現するに止める。
仏具の足が割れて使えなくなっている物を綺麗に張り合わせ後は削って色を合わせて塗るといった作業である。お皿の割れているのを持ち込まれたこともあり、これは綺麗に接着し、余計な手を加えずにお返ししたが大変喜んでいたとのこと。ともかく難しければ燃えるということである。知っておくと便利な職人であり紹介した。弟子は余程好きで無いと出来ないとのことでいない。

  左官業から始め1級をとった。親方として活躍、宮城石巻から東京へ出て、子供の頃から好きであった手作業を仕事とした。骨董など古いもの好きであった為、人に修理を頼まれている内に自然にこの道に入った。 捨てないで使える程度に直しながら大切に使ってほしいと考えている。
  絶対に私にしか出来ない。面倒くさい仕事ですから、又その都度違う技が必要となり何日もバラして考え続けることもあります。絶対直す、使えるようにすると いった気持ちでかかります。
珍しいものが来ると意欲的になり、夜っぴいてやりますね。
 
  どうしてもと言う事で受けますから、喜んでもらえればそれで良いと思っています。
   

 

職人名 鎌田政三(かまた・まさぞう)
雅号又は銘  
生年月日 昭和6年3月3日
職種(種) 骨董修理師
作品(アイテム) 骨董修理 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
これだけは本人次第基本的には無理と思う。昔の材質を探すのが大変、無い場合でも何とか仕上げる。
技の種類や工程
23区でたった一人。骨董類は何でも修理をしてきた。部品まで製作木地、金具、塗装、漆、浅く広く器用な事が最も大切なこと。
現在の立場(役)  
次代 他  


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