女性の職人は、技を器用に自分の側に引き寄せるのが上手い。人に何を言われようが自分の感性を信じていく。名工会としては、この感性を重視している。またこうした技から国宝級の凄い技も生まれています。女性の職人のほとんどが例外なくこの視点から外れずにいることは、女性の持つ宝であると考えます。
特に女性の職人の地位向上に努力している姿は外から見せてもらっていたが、その努力を高く評価したい。伊藤氏の作品は、印章という小さなスペースに、ユニークさ、可愛さが溢れ、女性なら誰でも欲しくなる魅力を持っている。最近、東京都の優秀技能者に選ばれ、知事賞を受賞したことは、前向きに進む女職人の生き方を立証したものと言えます。
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歴史 江戸時代 |