布袋様は中国の実在する伝説的な僧侶であったとも言われています。 未来が見える神様で、その為にいつもああいう格好でも平気で 布の袋を片手に生活していたそうです。それが布袋様の由来です。 性格は明るく、予知ができるという力を活かして、民衆の手伝いを してくれる神様だったようです。中国で、日本で言う所の弥勒菩薩と同一とも言われていますが、 元来、弥勒菩薩はこの世を救う神なので、その力を持って現世した姿ではと言われます。

日本でもその人自身の未来や生活などの様々な局面で、為になるようにと計らう 神様とされており、それが七福神に相応しいとされたようです。 あの大袋は布袋様の器の大きさを示し、柔和な姿は未来を知ってそれを受け入れ、 それを人の為とする懐を持ち合わせていることの現れでもあるそうです。 転じて富財を齎すともいわれ、富くじに布袋様が使われることまでありますが、 これは予知と金運と言う二つのご利益が強くピックアップされる為です。 行く先を案じては忍耐と堪忍を知る神様は善かれ悪かれ現世的ながら、 不確かな未来を照らすことで、福を招くというご利益は良い意味で現世向きです。 そも新しい事を始める人や、順風に物事を進めたい方などがお参りする 事が多いようです。