尺八を買うなら遠藤氏を薦めたい。伝承した技をそのまま再現する。好きな音色の物が無ければ作ってくれる。自らも奏者であることは尺八という楽器の性質上当然らしい。本来虚無僧が自ら作る楽器であり、その音は使命を持っている侍の信号であったと言う。同時に武器でもあった。尺八の歴史は、侍の技を引き継ぐ心構えであり、演奏はたしなみであると考えている。現在、ほとんどの尺八職人が価格的な問題から、管の中に漆を塗るところをカシューなど別の塗料を使う。親方は伝統を踏まえて、それが一概に悪いとは言わないが漆を塗ることを守らなければならないといった信念を持ち続けている。漆の素晴らしさは、例えば自ら塗ったというテーブルが親方の家にあるが、普通の塗料のテーブルとは全く違うと言う。腕で寄りかかっていると普通の塗料は汗をかいてベタつくが、漆の場合はさらさらしており、世界一の塗料であることをこうしたことからも実感するとのこと。音色も昔のままに作り出し、自身で全ての音を確認でき、伝統的な尺八の系統を守る職人である。 価格などのお問い合わせはinfo@meikoukai.comまでお願い致します。 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7) 作品の画像をクリックすると詳細が見られます。 |