刀剣界に有って、大正生まれで現役は凄い。かくしゃくとしている。18才の時、最年少で陸軍受命刀匠となった天才。戦後、刀鍛冶であることの証明をすべて焼失したことから、復帰出来なくなり、他の仕事をしていました。刀への思いを断ち切る事が出来ず、再度弟子入りし、昭和52年に復活した時には、戦後24年も経っていました。50代で再スタートした刀匠の活躍は、今迄溜まっていたものが堰を切ったような凄さを感じます。無鑑査にもっとも近い刀匠と思われます。今回ご紹介する刀、濤瀾刃は刀匠が最も得意とするものであり、究極のテーマとして生涯、濤瀾刃を研鑽していくとのことです。
津田越前守助広の写しにかけては、右に出るものがいないと言われている名工です。助広とは、東の虎徹、西の助広と言われた新刀の名匠です。兼圀刀匠は、高松宮賞、日本美術刀剣協会名誉会長賞、何と薫山賞5回、優秀賞2回、など特賞だけでも凄いものです。これらの大半が、助広写し、濤瀾刃であり、正に円熟した名刀を出品して頂きました。弟子である子息の兼國刀匠も、現在最も注目を浴びている刀匠のひとりです。二人でトップの賞を取るなど、人気のある刀匠で、活躍の総てを興味津々で見ている人は多いはずです。この機会に、これ以上ないと言われている華やかな究極の刃文、助広写しの濤瀾刃の名刀を、ご自分の重代刀にしてみませんか。 この親方に製作を希望する場合にはまずはメールにてご連絡下さい。
E-mail:info@meikoukai.com ●種別 刀 長さ 72.5 cm 反り 1.8 cm 目くぎ穴 1個
●銘文 (表)武芸八幡住兼圀作 (裏)平成十六年春吉日
●備考 平成15年5月23日第23号で承認。
上記の一例は価格(230万円)となり、刀匠の得意とする仕様で造った場合の価格です。
刀の長さ、身幅、刃文の形等の詳細は、刀匠と要相談となります。
今後、後世に残る刀ですので、刀匠が納得できる範囲内でご希望にお応え致します。
また、短刀をご希望の場合は、大刀の2/5から半額前後となります。
詳細は名工会へお問い合わせ下さい。 |