文志流の江戸文字を話に絡めて取り入れた一流の落語の席もする、立川流の色物の真打ち。文字が、広く多くの人達に印象的に物事を伝える宣伝としての意味を持ったことで、形や使用目的が多様化したのは江戸時代であります。江戸文字と言われている多くの文字は、共通の形を持っています。例えば、太い字で詰めて書く事は多くのお客さんを集める事を現していたりと、いろいろと意味を持っています。昔の文字は難しく読めないので、現代の江戸文字には使いません。出来るだけ昔の雰囲気を保つように書いています。形式のあまり変わらない文字としては相撲文字と歌舞伎文字(勘亭流で2種)があります。ビラ文字や看板文字などの自由奔放な形はほとんど江戸時代に完成しました。素晴らしいデザイン文字で書かれています。独学で学んで自分なりの読みやすい文字で落語の文字を書く立川流などは新しい流れではありますが、本来の文字職人の形であり、流派として確立しています。立川文志師匠はその初代ですが、この程息子さんが、立川談志師匠から名前を頂き立川談文となり、既に江戸文字を書いていますが、正式に文志師匠のお弟子として許可も出て、本格的に取組んでいます。文志師匠は文字書きの中では大変人望が厚く、新年会などには全国から300名を越える人達が集まります。 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7)
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