文手”が転じて“ふんで”となり筆と呼ばれるようになった。親方は、昨今は材料をナイロンなどでごまかして利益を上げようとする
職人が多いが恥ずべき行為であると言う。江戸筆職人の心意気である。
まず江戸筆の特徴は捌き筆と言って、本来根本まで全部おろして勢いをもって書く、字のかすれやのびやかな線など繊細な表現を目的としている。この書き方で各種の筆がある。毛質の悪い筆は、技の不足も関わって根元まで下ろすと暴れます。江戸筆が全工程責任を持って行うのはその為と言えます。
従って腕の善し悪しがそのままわかる訳です。今は筆職人を理解する問屋も少なくなり、その制度も稀薄となってきました。しかし、ユーザーと直接お付き合いが出来るようになった為、良い職人さえ選べば、前の時代より良い筆が手に入ると言えます。筆職人も反応が直接返ってくるのでやりがいがあるとのことです。
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