硝子ペンは明治35年に風鈴の職人の佐々木定次郎翁によって日本で開発されたものである。昭和30年当代の親方が硝子だけの一体型を作るまで、主に竹軸やセル軸が主流で、ペン先のみ硝子であった。現在硝子ペン職人は全国で親方唯ひとりである。八角のソーダ硝子の棒を原料に、石油バーナーの炎勢を調整して加工する。溶解温度は900度、蜻蛉玉が700度なのでそれより少し高い。海外のものは材質が硬い。型流し品であったり、溝が浅かったりと日本の物とは多少異なる。
使い道は、ペン習字用が最も多い。絵手紙用には太字と中字そして細字のセットものが喜ばれている。油絵の特殊な使い方や、繊維工場等でも使われている。
当代が考えた全ての硝子ペンは、光を受けて美しく輝く。ペンを使って字を書くことの少なくなった今日、硝子ペンを使って、心静かに友人に葉書をしたためる。如何なものだろうか。
※ガラスペンは全て手作りの為、画像とは多少異なります。ご了承下さい。 送料を改定しました。お買い上げの合計額が一万円以上で送料無料になります。(2010,7)
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