職人の住む町
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硝子ペンの素晴しさはまず書き易さにある。ペン先は軸の中心にあり、いずれの方向にも書き味が変わらずに自在に書ける。しかもぼた落ちがない。全国でたった一人の硝子ペンの職人である。利便性から着物の染め付けの下絵や図面などにも使われている。
硝子ペンは明治に佐々木定次郎が発明した。そのお弟子が父の佐瀬米蔵で、佐瀬氏は発明者の孫弟子にあたる。創業は明治44年、硝子ペンの直系、歴史そのものといえる。
当代は更に硝子の美しさにも着目した。軸を一体化し、1本1本にオリジナル性を持たせた技を活かし硝子工芸としての価値も高めた。内外で評価が高まり、昔の忙しさを取り戻しているという。

■ 歴史
明治時代。1912年頃より。


  学校卒業(昭和30年)と同時に修行に入り、ガラスペン一筋に47年、現在に至る。6年間の修行は大変苦しい時代でした。手先の仕事は一生勉強です。
  オリジナル飾りガラスペンは、軸の太さ5〜8mmの棒を灯油バーナーで焼いて、心の溝の中心から、一本線を出すこと。(これがペン先となる)これらは材料を造る職人がいないので良い製品が出来るか?
 
  筆記用具ですので、書き味一番です。「ペン先に注意しています」
   

 

職人名 佐瀬勇(させ いさむ)
雅号又は銘 豊成堂
生年月日 昭和11年8月6日
職種(種) 硝子ペン
作品(アイテム) オリジナルガラスペン水晶、ガラスペン竹軸セット 他
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
6年間。材料(ガラス棒)造る職人さんがいないので入手困難。現在、新しいガラス職人を探している。
技の種類や工程
心溝のガラス棒を灯油バナーで(900℃)で回転しながらひねって、押して造っていく。
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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