念珠とは、文字で現す通り、お経を読む時に数えて行う為の道具だ。 しかしそれだけではない。108は煩悩の玉、21の弟子の玉、その中の親玉はお釈迦様、反対側に地蔵菩薩の玉、その間を7、14、33の決まった玉が並ぶ、そして浄名居士(じょうみょうこじ)といわれる玉が自分の持って生まれた星を現す。この108を基本にして全てが組み合わされている。珠の数は多いものもあれば少ないものもある。しかし、半数54、さらにその半数27、又は108に合わせて18珠など、形式に添ってかかわり合う珠数になっている。全てが煩悩の数を念じ、それを消滅させ、諸願成就の願いを現している。従って、幸をもたらす事を念ずる最も基本的なお守りである。お墓まいりやお葬式の時の道具としては勿論だが、本来は生きている自分をお守りするもので、お数珠の一つ一つに“お経”が封じ込めてあると考えてよい。肌身離さず持って歩くのが念珠の本来の姿であり、念珠にもそうすることで艶が出て、戒めと共に全てに素晴しさが光ってくると言う訳である。まず親方は念珠への考え方を仏教思想または先祖のみではない、信条も含めた上でのその人の為の念珠を手作りすることに意義を感じている。
【ご購入に際して】 宗派を問わずお使い頂ける『八宗念珠』です。身に着ける人の氏名と生年月日、手首のサイズを採寸してお知らせ下さい。又、宗派固有の数珠をご希望のお客様はその際にお知らせ頂ければ特注で承ります。
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ブレスレット仕立てながら、基本にならった京念珠。最良の主玉は上記同様「数珠功徳経」に説かれる星月菩提樹である。 使うほどに手に馴染む最高の材。腕に嵌めていて邪魔にならない品の良い珠を揃えている。 菩提樹(悟りを現す)の珠にある無数の点は星と月、宇宙を表している。