煙管(きせる)はカンボジアのクシェル(管)から来た言葉である。ひと昔前、おかしな音を立てて煙管の煙道管などを直したりするラオ屋がいた。これはラオス産の節の間が長い竹を煙管として使っていたと言うだけの話である。ずっと気になっていた人もいたはず。
岩井氏は江戸の粋を形にする煙管職人であり、全国で2〜3人しかいないと言われている一人である。
金工飾り職人の氏の技は切嵌、彫金、象眼、切張等と、煙管に贅を尽くす。その華麗さ故に飾っておく人も多いという。煙管の他、飾り職人の技を活用し、飾り箱、根付け、ループタイ、イヤリング、ブローチなども作る。
■ 歴史
1651年、慶安4年頃。 |