職人の住む町
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伝統を生かし草木染めなど時代に合わせて作る。決めは色はその時々の条件で変わって来て、落ち着いた深味のある色が好まれる。ピンセットで生地をたたみながら、木の板の上に糊をひき、折りたたんだ花びら生地を並べ、それを花や蝶の形にふいて、かんざしに組み上げる。"髪刺し"が語源で江戸中期の頃と言われている。現在、職人は全国で10人程度いる。ほとんどの方が高齢となった。つまみ簪は糊で作るため古いものは残らず、はかなく美しいものと言える。錦絵などでしか古いものは見られないことは残念である。

■ 歴史
江戸時代中期から。


  昭和20年、父石田竹次に師事。始めた頃はお弟子さんが5〜6人いました。
太平洋戦争時代は贅沢品で作ることを禁止されました。やれるようになって大変うれしかったです。
  季節感のある作品は常に心掛けています。
染色についても草木染めを取り込み、肌にふれるものですから、自然環境に配慮して作っています。
 
  皆んなが喜ぶ魅力ある商品、良心的物づくり、そして信用の維持。
  良い物を作る。これが基本。

 

職人名 石田健次(いしだ・けんじ)
雅号又は銘  
生年月日 昭和3年2月18日
職種(種) つまみかんざし
作品(アイテム) 髪飾り、アクセサリー、お祝用の"のし飾り"
※洋服に合うアクセサリーなども手がけている。
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
作るだけなら3年、プロとしては10年。
技の種類や工程
(1) 染色
(2) 伸る張りのり引き
(3) 裁断
(4) のり板、のり付け
(5) ピンセットで花びら作り(1枚づつ行なう)
(6) 台紙に花びらを飾る
(7) 乾燥
(8) 花を絹糸で束ねる
(9) 飾りのビラ、足を付ける
(10) 仕上げ
※以上は基本的な事
現在の立場(役)
次代 他 石田毅司
   


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