職人の住む町
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江戸指物の大御所島崎国治に師事、現在現役の一番弟子である。江戸を代表する実力派の指物の重鎮。氏の指物武家屋敷では、機械で絶対に出来ない技の結晶で構成されている。氏は一時も休む事なく、常に仕事をしている。空いた時は道具を磨き、桑など珍しい材料が手に入ると一日中なで回して眺めている。頭の中で思い描く時間である。作った品物は40年間一度も修理がない。当然のことである、自信に裏打ちされている。客が満足しない、いい加減なものは提供出来ないと言う。実用品で使ってもらえる物以外興味はない。奥さんの信子さんは、初めは手伝う程度でしたが今では指物師として又塗師として最も信頼できる相棒となっている。又、今の子供達に最も欠けている大切なものがある。それは真剣に物事にチャレンジすることで、極めて少なくなった。何とか氏は職人の本当の姿の中で、示したいと考えている。

■ 歴史
指物は正倉院の時代から貴族、僧侶の調度品として愛用されてきました。江戸中期頃より政治の中心が江戸に移り、現在の江戸指物が受け継がれていきました。


  広島出身、両親を原爆で失う。15歳の時、箪笥工場に住み込みで入り修業を始めた。18歳の時、島田国治親方の門に入り、10数年の修行を積みました。
  江戸指物界の巨匠前田桑明氏の流れを汲む武家屋敷派として、昔ながらの伝統技法を生かし、美しく堅牢である事、指物界の名門として誇りを持って仕事をしている。稀少と言われている伊豆七島御蔵島産、桑材の仕入は困難である
 
  努力。安い商品でも手を抜かないこと。お客様に愛され、喜んで頂けるものを作りたく精進している。
   

 

職人名 木村正(きむら・ただし)
雅号又は銘 木村正
生年月日 昭和13年11月29日
職種(種) 江戸指物
作品(アイテム) 箪笥、楽屋鏡台、姿見、文机、鏡台 他
技数(積)
弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
3〜10年
技の種類や工程
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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