稲を見た事のない今の子供達。藁(わら)細工の職人として、藁を見せ、過去に藁文化があった事を教える。実際に経験させ、鶴と亀を皆で作る。子供達が大きくなり、今でも大切にしていると言われると嬉しいと語る。大正生まれの御夫婦は元気である。 奥さんは親方が考案した特殊なわらじを履き、膝の痛みがなくなり今も手放せなくなり、日常この藁草履をはいて出かける。銀座の街でもどこでも出かける。
藁文化の研究をしている大学の先生に協力し、記録の為に藁細工品を作ったり、若い時は武蔵野美術大学で10年間教えたりと、数々の実績を持っている。今では東京で唯一、日本でも少なくなった藁の職人である。少し前は藁を入手する事が難しかったが、今は藁専門で作って下さる方がおり大変助かっていると言う。今まで地方の学校の先生などかなりのお弟子さんを育てており、なかには地方で活躍している人もいる。蓑(みの)や宝船など藁細工全般を作る。
子供の頃からの生活習慣。(わら仕事)
次世代への技術の伝承。
持続
職人名
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柳田利中(やなぎだ としなか)
雅号又は銘
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生年月日
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大正15年3月2日
職種(種)
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藁細工
作品(アイテム)
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ぞうり・・・健康、足ツボの刺激
鶴、亀・・・縁起物、特に正月、祝い事などに飾る玄関飾り
宝船・・・新築、開店祝い
技数(積)
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弟子入りしてから手伝えるような状態になるまでの期間
2年
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技の種類や工程
現在の立場(役)
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次代 他
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