職人の住む町
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プラチナ万年筆において15才より始まり33年以上、ペン先ひとすじに技歴を積み重ねてきた。退社以後、松原氏などとOBと組んで“ペン先を知り尽したその技”を活かし完全な手作りの素晴しいオリジナルの万年筆を作っている。
手作り万年筆の職人は、全国でも数名となったがペン先まで全てを作っているのは、このチームだけと思える。元々プラチナ万年筆は、マニア的信奉者が多く、味のある万年筆を作っていたはずであり筆者も万年筆が好きで何本か持っているが、プラチナの昔風の形の万年筆を最も気に入ってかなり最近まで大切に使っていた。
個人々の筆圧、角度などを記した筆記カルテを作り、あらゆる角度からその人にとって使いやすい万年筆はどういうものかをたちどころに判断する。


  昭和30年、プラチナ万年筆入社。昭和49年台湾へ工場設立指導の為、海外赴任。
現在、各社の万年筆の修理に携わる傍ら、全国百貨店等でクリニックに出張。
  ペン先と言う小さな物なので、作業は極めて難しく慎重になる面が有り、苦労しましたが各工程を修行し、手作り作業を修得しました。ペン先の先端、ペン ポイント加工は肉眼では正確に見えにくい為に、ルーペ等を使用して大変困難を要します。ほとんどを手で調節する為、ペン先の形状をほとんど変えることがないので、自由自在に調整可能。特に繊細な細字のペン作りには好評を頂いています。
 
  努力、忍耐、誠意
  ペン先職人も現在は、全国でも数少ないと思いますが、万年筆は文字を書くと云う、高い文化を作るとても良い筆記具だと思います。ペン先の加工、調整等、技術継承を今から行ってもらいたいものです。

 

職人名 渡辺貞夫(わたなべ さだお)
雅号又は銘  
生年月日 昭和15年
職種(種) 万年筆
作品(アイテム) スタンダード、輪島塗り、他
技数(積)
次代、素人から始めて手伝えるような状態になるまでの期間
本人は40年。
技の種類や工程
ペン先の形状をほとんど変えることなく、大半を手先だけでペン先を調整。
現在の立場(役) 現役
次代 他  
   


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