現代の視点から“技文化の歴史を重視し物作りをする”新たな波が生まれています。こうした時代を進化させて行く可能性を持つた、職人を総称して新職人と区分します。
作る作品は、古裂を使いドレスを作る外人的発想や作品に昔のデザインを活かすだけの和物風ではありません。伝統工芸士以上に文化の価値を捉え、守る姿勢が溢れています。
中満氏は、伝統作品を見る時「感動できるか、出来ないか」を基準に判断します。
歴史への尊厳と探究心そして熱意は誰よりも強く、江戸の文化を熟知し、知識と実行から「主張と知恵」が自然に生まれて作品にあらわれます。「江戸文化を伝承した合財袋(がっさいぶくろ)は、平成の中満氏に至り完成した」と考えます。
追伸:写真の犬 中満さんちのワンコ
中満氏が飼っている犬はアフリカの犬で、世界最古の犬種と言う事です。バセンジという種です。不吠犬ということで全くといいほど声を出しません。臭いもありません。
エジプトのファラオの霊廟にかかれている犬の絵がこの子です。ほとんど見られない犬であり歴史的な生き物であることから趣として掲載しました。良い挿し絵であります。 |