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いろは通り
番地
職人名
職種
内容
30-1
角 光男
漆器
本格的な漆技から変わり塗りに転向。現代人にストレートに伝わる漆芸に挑戦する。
30-2
中沢義孝
漆器
歌舞伎派の指物など江戸の正統派をこなす数少ない江戸漆師。注文塗りを中心に扱う。
30-3
津田哲司
輪島塗
実用漆器の代表格輪島塗、分業で漆器を作る。木地師、塗師、加飾師。明治初期まではほとんど無地の漆器であった。その源流を捉える本物の輪島塗師達、6ヶ月以上かけて上塗りまでを行う。
30-4
砂田正博
高岡漆器・塗師
朱塗を極めんと努力する職人である。和漆からカシュー塗になって来ている漆器の世界に時代の様変りを感じながら愁いている。丁寧さと嘘のない安心な職人である。
30-5
中 堅夫
輪島塗
輪島塗の蝋色職人、仕上師。様々な仕上の手法を体得して行う優秀技術者である。漆の名門の技を時代に合わせた伝承を考え、輪島塗の最終工程を多面的に考え、様々な分野や技法に挑戦する。
30-6
泉 清二
漆刷毛
日本で唯一のプロの漆刷毛を作る直系の職人である。道具作りの国宝とも言うべき文化財保存技術に指定されている。親方の刷毛が全国の漆芸を支えており凄いことである。
30-7
佐竹祐一
山中塗
日本で一番生産量が高い山中塗ですが、とくに伝承して来た技は、塗と木地の職人同士認め合う技に価値が感じられます。漆の産地としては珍しい土地柄です。各地の技を吸収出来た金沢加賀であるといったことも含めて地域の力を感じます。親方は山中塗の本流です。
30-8
山本洋司
仏壇塗師
華麗な加賀百万石の支えた根底には“技文化の奨励”があります。理由は外様であった前田藩が幕府の感情を考えて穏やかな見せ方を重視した政策でした。その華麗な技を印象付けるものが漆の技です。親方はその伝統を守り“美川仏壇”を今に活かす試行錯誤を行ってきました。
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